映画の話ね。
今日は朝から髪切りに行った。
カワイコチャンからスーパーカワイコチャンに進化した。
前髪短くしてもらったらちょっと面白い感じになったのでよき。
美容院出て、映画観ようと思い立って電車乗って、とりあえず腹減ったので一蘭へ。
研修中の子が接客してくれて、すんごい辿々しかったけど一生懸命で可愛かった。
一蘭の麺はそんな好きじゃないけど、米とチャーシューが好きなんよな。スープは普通。
昔働いてた店舗だから思い入れもあるし、久々に行けて良かった。けどやっぱ値段高ぇ。
そのあと映画館のある施設に入って、開場まで時間あったから百均行ったりウロウロ歩いて回ったりした。
コロナ以降、ここの過疎っぷりが本当にすごくて…今まで店舗だったとこが一面ただの白い壁よ。
20周年だとかでポスターがたくさん貼ってあって、「イベント盛りだくさん!」とか書かれてたけど、なんか逆に虚しさ増してて悲しみ。
ゲーセンうろうろしてたらミッフィーちゃんのデケェぬいぐるみあって欲しかったけど枕元がもう満員だから諦めた。
てか最近のプリクラすげーね。
加工もやけど、プリクラ機の近くに鏡とかヘアアイロンとか設置してあって、そこで女の子たちがヘアセットしよって、どんだけ気合い入れて撮んだよと思った。
いわゆるZ世代っちゅーか、最近の子たちはSNS世代だからか意識する相手がとても多いよね。世界中が視界に入るんやもんね。
承認欲求も肥大してるし、人の目もめちゃくちゃ気にしてる。息苦しい時代に生まれたもんよ。
さてここから本題。
映画「怪物」を観た。
すごかった…
めっっっっちゃ良かった。
もう一回観に行きたい。マジで。
公式のあらすじとしては、
大きな湖のある郊外の町。
息子を愛するシングルマザー、
生徒思いの学校教師、
そして無邪気な子供たち。
それは、
よくある子供同士のケンカに見えた。
しかし、彼らの食い違う主張は
次第に社会やメディアを巻き込み、
大事になっていく。
そしてある嵐の朝、
子供たちは忽然と姿を消した―。
てなもんなんやけど。
お母さん視点、教師視点、子供視点の3パターンで同じ日の出来事を追っていく感じの内容。
面白いのがさ、同じ出来事を主軸にしてるのに、それぞれの立場からでは見えてるものが全然違うんよね。
そして彼らの見ている世界にはそれぞれ違う「怪物」がいる。
映画を観ていくうちに、私らは気付くわけ。
「怪物」とはなんなのか。その正体に。
私も私なりの「怪物」の正体を見つけた。
言わんけど。
公式見解がどうかは知らんけど私が感じ取ったものもひとつの正しい答えだと思うから、答え合わせはせん。
私はそう見た。そう受け取った。それが全て。
総じてとても良い映画だった。
結末の解釈が観る側に委ねられてるタイプのやつなもんで、そのへんもちゃんと考えたいけど…まあ、ひとつ答えはあるけど悲しくて眩しくて涙出ちゃうから考えすぎんようにしたい。
ほんと…タイトルやフライヤーからは想像できんくらい綺麗な作品やったな…。
余韻でまだ涙が出る…最後のシーンの眩しさが頭から離れん…
あとね、作中めちゃ好きな言葉があった。
「誰かにしか手に入らないものを幸せとはいわない。誰でも手に入るものを幸せっていうの」
てやつ。
わかるわ。
幸せってそんな崇高なものでもレアアイテムでもなけりゃ形が定まったもんでもないんよね。
それぞれにある。あっていい。
…あ〜マジでダメだ頭から離れんあの子達が。
あの眩しさが。あの苦しさが。
あ〜〜〜
あ〜〜〜〜〜